「腰のあたりが重だるい」「なんとなく体のバランスが悪い気がする」 そんなお悩みの影に隠れているのが、骨盤にある**「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」**です。
今回は、地味だけれど実はすごい、この関節の役割について分かりやすく解説します。
1. 仙腸関節はどこにある?
仙腸関節は、お辞儀をした時にちょうどベルトのラインあたりにある、**「仙骨(せんこつ)」と「腸骨(ちょうこつ)」**という骨がつながる部分のこと。
いわば、背骨(上半身)と足(下半身)をつなぐ**「体の要(かなめ)」**とも言える大切な場所です。
2. 「動かない」のに「動く」不思議な関節
この関節は、たくさんの強い靭帯(じんたい)でがっちりと固められています。そのため、昔は「動かない関節」だと思われていました。
しかし実際には、歩いたり重いものを持ったりして「荷重」がかかると、わずか数ミリだけ動くことがわかっています。この絶妙な「あそび」があるおかげで、歩行時の衝撃をうまく逃がすクッションのような役割を果たしてくれているのです。
3. 滑らかな動きを支える「油」の役割
仙腸関節の中には、**「潤滑液」**という潤い成分が存在します。 これが機械のオイルのような役割をして、骨同士の摩擦を減らし、スムーズな動きをサポートしています。
このオイルのおかげで、私たちはしなやかに体を動かすことができるんですね。
4. わずかな「ズレ」が全身の不調に?
もし、この仙腸関節が本来の位置から歪んだり、動きが悪くなったりするとどうなるでしょうか?
土台が傾くとその上の建物が不安定になるように、骨盤の要である仙腸関節が歪むと、腰痛だけでなく肩こりや足のしびれなど、全身にさまざまな不調を引き起こす原因になります。
まとめ
仙腸関節は、私たちの体を支え、衝撃を吸収してくれる「縁の下の力持ち」です。 日頃から正しい姿勢を意識したり、無理な負荷をかけないようにしたりして、この大切な関節をケアしてあげたいですね

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