私たちの身体は、単なる「入れ物」ではありません。 日々の何気ない動作、そして「こうありたい」という生命の欲求が、長い年月をかけて今の私たちの骨格や筋肉を形作っています。
今日は、**「機能(動き)が形を造り、形が機能を語る」**という不思議なお話をお届けします。
「動きたい」という想いが、仕組みを生む
すべての始まりは、とてもシンプルです。「あそこへ行きたい」「あれを食べたい」という**意志(想い)**です。
- キリンの長い首: 高い場所にある葉を食べるために、必死に首を伸ばし続けた結果、あの独特なフォルムが生まれました。
- 高速で泳ぐ魚: 水の抵抗を減らして速く泳ぐために、頭部は流線形になり、凄まじい水圧に耐えるための強固な骨格が備わりました。
これらは単なる偶然ではなく、**「その目的を果たすために最適化された結果」**なのです。
私たちの日常も「形」を変えている
この変化は、何万年もかかる進化の話だけではありません。今、この瞬間も私たちの身体で起きています。
例えば、プロのテニスプレーヤー。 時速200kmを超えるサーブを打ち続けるために、彼らの肘の骨は、その衝撃を逃がし、より強い力を生み出せるように独自の変形を遂げることがあります。
「より速く、より強く」という想いに応えるために、骨格そのものが再構築されていくのです。
形を見れば、中身がわかる
面白いことに、この法則は逆からも辿ることができます。
**「形を見れば、その人がどのような動きをし、どのような生活を送ってきたのかがわかる」**ということです。
- 使い込まれた道具が持ち主の手に馴染むように。
- よく歩く人の足が、力強く大地を捉える形になるように。
今のあなたの姿勢や、骨格のバランスは、これまでのあなたの歩んできた道のり、つまり**「身体の使い方」の積み重ね**そのものなのです。
理想の形は、理想の動きから
もし今、身体に違和感があったり、理想の自分とは違うと感じていたりするなら、それは「今の動き(機能)」がその形を求めてしまっているからかもしれません。
「もっと楽に動きたい」「美しく立ちたい」 そんな新しい**「想い」**を持って身体を動かし始めることで、骨格や筋肉は少しずつ、新しい形へと応えてくれます。
あなたの身体は、あなたの意志で変えていくことができる。 そんな生命の柔軟さを、大切にしていきたいですね。



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