人体には、腕に肩、肘、手首の関節、脚に股関
節、膝、足首の関節の6つの大きな関節があり
ます。これらの関節は、単に曲がるだけでな
く、捻りながら曲がっていきます。このよう
に、関節はネジ回しのような作りになってお
り、曲がる時に緩み、伸びる時に締まっていき
ます。しかし、このネジ回しは締まりすぎてい
ても、緩みすぎていても不都合を起こします。
肩関節で言えば、四十肩の中でも単純性肩関節
症、肘関節で言えばテニスエルボー、手首の関
節で言えば手根菅症候群など、ネジ回しが締ま
りすぎると出てくる症状があります。逆に、緩
みすぎると、肩関節で言えば四十肩の中の癒合
性肩関節症、肘関節で言えば野球肘、手首の関
節で言えばケルバン病になります。同じ四十肩
でも、締まりすぎて出ている症状なのか、緩み
すぎて出ている症状なのかを判別しなければ、
なかなか治らず、症状が悪化してしまうことも
あります。
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