女性の生理痛と腰痛について
女性にとって、腰痛や月経痛は非常につらいも
のです。腰痛については、女性の骨盤が男性と
比べて形や強度が異なり、妊娠出産に適応する
ように造られているため、腰痛持ちが多い傾向
にあります。具体的には、毎月の周期的なホル
モンによって骨盤がゆるむことや、産道確保の
ために仙腸関節の接合面が小さいことが挙げら
れます。しかし、腰痛はあって当たり前ではあ
りません。適切なケアを行うことで、腰痛から
解放されることができます。
正常な子宮の場合、生理周期が正しく進行し、
スムーズに血液が排出されます。しかし、子宮
が歪んでいる場合、血液の排出がスムーズに行
われず、引きつれて痛むことがあります。この
歪みは、骨盤に歪みが生じたことによるもので
す。骨盤に歪みがあると、子宮や卵巣は正しい
位置に居られず、子宮が後屈したり、隣接する
膀胱や腸とぶつかって変形することがありま
す。
子宮が変形すると、月経の時にスムーズな血液
の絞り出しができなくなり、痛みを生じること
があります。この痛みは、捻じられた風船の口
をイメージすると分かりやすいです。普通にふ
くらませた風船の口をゆるめれば、空気はスム
ーズに出ていきますが、捻じられた風船の場
合、口をゆるめても空気はスムーズに出ていき
ません。子宮内部も同じで、スムーズに血液を
排出するためには、子宮の筋肉を過剰に収縮さ
せて、子宮内部の圧力を高め、ねじれて狭くな
った出口を広げる必要があります。その結果、
身体の奥でつねられるような痛みが生じます。
鎮痛薬を使うのも1つの方法ですが、子宮や卵
巣の位置をきちんとチェックして、骨盤の歪み
を解消することが大切です。歪んだ骨盤を正し
い位置に戻すことで、生理痛が緩和されること
があります。正しい姿勢を保ち、適度な運動や
ストレッチを行うことも、月経痛を軽減するた
めには重要なポイントです。
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