高い枕は使用を避けるべきです。

日常生活指導

どのような枕を使用していますか?

枕の高さによって、寝た際に頭部と背中の高さ

の差異が増大するため、高枕を使用すると首が

引き延ばされてしまい、血流が悪くなり脳卒中

の危険性が高まります。たくさんの毛細血管が

首の後ろに集まっているため、引き伸ばされて

しまうと血液が滞り、脳に酸素や栄養が不足す

ることにも繋がり得ます。

また、頭は縫合という形でくっついているいく

つもの骨から成っているため、この縫合を介し

て頭が膨らんだり縮んだりして、脳の血流を補

助しています。しかし、枕がその動きを妨げる

と、血流が悪くなります。

枕の高さは低く2.5cm程度が適切で、頭と背中

の差異を少なくして、バランスが取れた寝姿勢

を保ってください。水枕や氷枕など中が水であ

れば、頭の骨の動きを妨げることがないため、

血流を阻害することはありません。

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